北京、変異種確認され厳戒態勢 大規模検査や一部封鎖も

北京市西城区の検査会場でPCR検査を受ける市民(左)=22日(共同)

 【北京共同】中国・北京で22日までに英国由来の新型コロナ変異種の市中感染が初確認され、当局は拡大阻止へ向け厳戒態勢を取った。市全域で確認されている新規発症者は連日、1桁台。しかし人の移動が増える2月の春節と3月の全国人民代表大会を控え、大規模検査や一部地域の封鎖措置が発動された。

 「全員PCR検査へ行って」。30代公務員男性は22日朝、職場で突然こう通知され、近くの多目的展示場前の検査会場に向かった。午後も居住区の係員などが率いる集団が続々と訪れた。

 市は小中高校の冬休み入りを早めると決定。当局は22日、北京日本人学校も23日から2月末まで登校を禁じた。


  • LINEで送る