神戸市、通常医療制限し47増床 コロナ急増で逼迫

 神戸市は22日、新型コロナウイルス感染者の急増で病床の空きが危機的状況だとして、市立の主要3病院で通常医療の入院や手術を2〜4割制限し、病床や人員をコロナ用に充てると発表した。新たに民間2病院も受け入れを決め、この結果、2月上旬から計47床が追加される。

 市によると、現在運用する160床は連日ほぼ埋まっている。追加後は16病院で計207床となる。通常医療の制限は既に実施している中央市民病院(中央区)に、西市民病院(長田区)と西神戸医療センター(西区)が加わる。

 制限は緊急性の低い手術に限るとしているが、事例によるとして具体的な病名は明らかにしていない。


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