搬送待ち2時間で心肺停止、岐阜 70代、コロナで急変

 岐阜県各務原市消防本部は22日、新型コロナ感染が確認されて20日に死亡した同市の70代男性が、自宅待機中に容体が急変し、搬送先が決まるまでの約2時間20分のうちに心肺停止状態となったことを明らかにした。男性は搬送先の病院で死亡が確認されたが、県は入院中に死亡したと説明していた。

 消防本部によると、男性は19日午後6時ごろに陽性と分かり、20日に県内の病院に入院予定だった。20日午前4時半ごろ、男性が急に息苦しさを訴えたため、家族が119番。通報から約2時間20分後の午前6時50分ごろに搬送先が決まったが、男性はその約10分前に心肺停止状態になったという。


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