世界文化遺産、国内候補追加へ 3月以降にリスト見直し

 政府は21日、世界文化遺産の国内候補を追加する方針を固めた。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の暫定リストに記載されている「佐渡島の金山」(新潟)など6件の文化遺産候補以外でも遺産登録の可能性があると判断した。候補の選考過程などを検証している文化審議会の答申を3月に受けた後、リスト見直しの検討を本格化させる。

 文化審は同日の会合で答申骨子のたたき台となる文書を議論した。文書は追加候補について、保護体制の確立を条件に「地震や洪水といった防災関係」「戦後の復興を象徴」などと例示。他に関係国がある候補は連携してユネスコに推薦することもあり得るとした。


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