威圧発言の市議「対応悪く叱責」 姫路市百条委で証人喚問

百条委員会で発言する松岡広幸市議=21日午前、兵庫県姫路市役所

 兵庫県姫路市議会は21日、松岡広幸市議(54)が市職員に「適当なこと言うたら、とことんいくで」などと威圧的な発言をした問題で、地方自治法に基づく調査特別委員会(百条委員会)を開き、松岡氏を証人喚問した。松岡氏は「市の対応が悪いので厳しい叱責になった」と述べ、発言を認めた。謝罪はなかった。

 委員から「どう喝ではないか」と指摘された松岡氏は「言葉遣いが悪い部分はあるが、脅そうと思ったことはない」と否定。自身の怒りを表現するための発言で「市民の代表として意見を伝えた」と説明した。

 市によると松岡氏は2019年6月、職員の対応に不満を抱き、声を荒らげるなどした。


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