2021年1月21日 09:17 | 無料公開
オンラインでインタビューに応じるIOCのディック・パウンド委員(共同)
【ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会(IOC)で最古参のディック・パウンド委員(カナダ)が20日、共同通信のインタビューに応じ、新型コロナウイルス感染症の再拡大で懐疑論が出ている今夏の東京五輪・パラリンピックについて「IOCに中止するつもりはない。開催できない理由はない」と述べた。世界的な感染状況が収束しない場合は、中止よりも無観客での開催が妥当との考えを示した。
再延期や2024年大会をパリと共催する可能性には否定的だった。観客を国内在住者に限定することも「確実に一つの選択肢だ」と指摘。開催可否の判断は、3月よりも「後になるかもしれない」とした。