甲子園球場で顔認証の実証実験へ 阪神電鉄、入場管理の非接触化

兵庫県西宮市の甲子園球場

 阪神電鉄は20日、兵庫県西宮市の甲子園球場で顔認証による入場管理の実証実験を行うと発表した。同球場では、2020年度からチケットに印字されたQRコードを端末で読み取る方式を導入している。新型コロナウイルスの感染が広がる中、入場認証の非接触化を推し進めることなどが狙い。

 顔情報を事前にシステムに登録し、球場へ入る際にタブレット端末の顔認証システムで顔を読み取ると、結果が判定されるとしている。認証プロセスが簡素化されることで、待ち時間の軽減などの効果が期待される。

 実験は今月21日から3月下旬まで実施。今回は関係者約40人を対象とした基礎的な取り組みになる。


  • LINEで送る