死亡の2日前、予定の健診に来ず 埼玉の乳児放置、町が対応検証へ

 埼玉県美里町で生後3カ月の金井喜空ちゃんが死亡し、保護責任者遺棄致死容疑で両親が逮捕された事件で、喜空ちゃんが亡くなる2日前、受診予定の健康診断に来ていなかったことが分かった。原田信次町長が20日、記者会見して明らかにした。

 職員は連絡を試みたが家庭訪問はしなかったといい、原田町長は「検証委員会を設置し、何をすべきだったか考えたい」と述べた。

 町などによると、一家は生活保護を受給しており、児童相談所などでつくる地域協議会の見守り対象だった。昨年5月、四女の喜空ちゃんが生まれた後、両親は新型コロナウイルスの流行を理由に町職員の家庭訪問を拒否していた。


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