オオサンショウウオ無断捕獲疑い 会社役員を書類送検、岐阜県警

 岐阜県警可児署は20日、「生きた化石」と呼ばれる国の特別天然記念物オオサンショウウオを無断で捕獲したとして、文化財保護法違反の疑いで、同県可児市の会社役員の男性(62)を書類送検した。男性は「間違いありません」と容疑を認めているという。

 書類送検容疑は昨年6月中旬ごろ、同県関市の津保川で、オオサンショウウオ1匹を捕獲した疑い。許可のない接触や捕獲は禁じられており、男性は文化庁長官の許可を得ていなかった。

 署によると、男性がオオサンショウウオを飼育しているとの目撃情報が岐阜県に寄せられ、発覚した。男性は「約2週間後に津保川に放流した」と話しているという。


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