愛と幸せ考えるきっかけに 映画「哀愁―」の土屋太鳳

映画「哀愁しんでれら」の完成報告会に登場した(左から)石橋凌、田中圭、土屋太鳳、COCO、渡部亮平監督=東京都内

 平凡な女性が凶悪事件を起こすまでを描いたサスペンス映画「哀愁しんでれら」(2月5日公開)の完成報告会が東京都内で開かれ、俳優の土屋太鳳、田中圭らが登場した。主演の土屋は「人を愛すること、幸せとは何かを考えるきっかけになる作品です」と語った。

 児童相談所で働く小春(土屋)はある夜、祖父の急病や父親の交通事故、恋人の浮気など相次ぐ不幸に見舞われ、窮地に陥る。どん底で出会ったシングルファーザーの大悟(田中)と結婚し、ようやく幸せをつかんだのもつかの間、再び追い詰められていく。

 撮影中は「難しい役で、いろんなことが(頭の中を)ぐるぐる回っていた」と土屋。行き詰まったとき、田中が良き相談相手になっていたという。「圭さんは私の手を握って、うなずきながら話を聞いてくれた」と感謝した。

 土屋の印象を問われた田中は「普段はふわふわしているのに、カメラが回ると一変する。ギャップがすごい」と、その役者ぶりを絶賛した。

 大悟の娘を演じたのは人気インスタグラマーのCOCO。演技初挑戦だったが「皆さんが優しくサポートしてくれたので、楽しく演じられた」と笑顔で振り返った。

 最後にあいさつを求められた土屋だったが、途中で「何を言うか忘れちゃいました…」と苦笑い。田中が大慌てでサポートする一幕もあった。

 報告会には俳優の石橋凌、渡部亮平監督も出席した。


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