五輪、再抽選に備えシステム開発 コロナで観客削減の場合

東京五輪・パラリンピックの開閉会式が行われる国立競技場

 東京五輪・パラリンピック組織委員会が、新型コロナウイルス感染症対策で観客の削減が必要になった場合、国内のチケット購入者を対象にした再抽選を行う可能性に備えてシステム開発を進めていることが19日、分かった。組織委幹部が明らかにした。今春の完成を目指しているという。

 政府と組織委は、観客数の上限や海外からの観客受け入れ可否について春に判断することにしている。

 組織委がこれまで国内で販売したチケットは五輪は約445万枚、パラは約97万枚。大会延期で来場が困難になった人に配慮して払い戻しを実施し、いずれも約2割のチケットについて申請があった。


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