2021年1月18日 12:49 | 無料公開
廃校のプールに設置された太陽光パネル=18日午前、鹿児島県南さつま市
鹿児島県南さつま市のシステム開発会社「エルム」が、同市にある廃校のプールの水を機器の冷却に活用する太陽光発電システムを開発し、18日、通電式を開いた。同社によると、廃校のプールでの水冷は例が無く、各地での普及を目指す。
廃校の利用では、プールを持てあますことが多いという。一方、太陽光パネルは直射日光による過熱で変換効率が落ち、発電量が減る。そこで同社はプールに浮かべたフロート上にパネルを設置してプールの水を冷却用に利用し、更衣室を変換機器の収納に転用することで低コスト化を実現した。
エルムは鹿児島県や岡山県の15カ所で導入を計画している。