宮古島市長に座喜味氏が初当選 玉城知事派、現職破る

 任期満了に伴う沖縄県宮古島市長選が17日投開票され、無所属新人の元県議座喜味一幸氏(71)=立民、共産、社民、沖縄社大推薦=が、無所属現職の下地敏彦氏(75)=自民、公明推薦=を破り、初当選を果たした。投票率は65・64%で過去最低。

 玉城デニー知事を支える勢力「オール沖縄」が座喜味氏を推していた。県内の保守系市長グループを束ねる下地氏に勝ったことで、玉城県政に追い風となりそうだ。県内では4月までにオール沖縄と保守系の一騎打ちとなる見通しの浦添、うるまの2市長選が控える。

 座喜味氏は市民所得の向上を掲げ、保守票を切り崩して多選批判の受け皿となった。


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