コロナ緊急事態下の追悼 阪神大震災26年

 6434人が犠牲となった1995年の阪神大震災は17日、発生から26年となった。新型コロナウイルスの感染が収まらず、兵庫県に緊急事態宣言が再発令された異例の状況。感染対策を重ねて開催にこぎ着けた追悼行事では、午前5時46分、集まった人々が互いに距離を取って黙とうした。

 コロナ禍で震災の記憶と教訓を継承する「語り部」活動は急減し、県内各地で追悼行事が中止や規模縮小に追い込まれた。感染を懸念して参加を見送る遺族もおり、それぞれの場所で「あの日」に思いをはせた。

 神戸市中央区の公園「東遊園地」では恒例の「1・17のつどい」が開かれた。


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