災害時、外国人どう支援 東日本大震災10年で研修会

名古屋国際センターがオンラインで開いた、災害時の外国人支援についての研修会=16日午後、名古屋市

 東日本大震災から3月で10年となるのを前に、「名古屋国際センター」(名古屋市)は16日、災害時の外国人支援についてオンラインで研修会を開いた。同震災のほか、2018年の北海道地震、同年の西日本豪雨で支援活動した各地の団体が参加。「防災用語の翻訳は分かりやすいよう意味を補って」などと課題を出して話し合った。

 「仙台観光国際協会」(仙台市)の遠藤弘望さんは、東日本大震災の際、避難所で通訳ボランティアをした経験を紹介。「『高台』は漢字からなんとなく意味が分かるが、海から離れた高い場所、などと補って訳す必要がある」と指摘した。


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