中村医師、アフガンの切手に 人道支援の功績たたえ

14日、アフガニスタンの首都カブールで公開された、中村哲さんを描いた切手のデザイン(アフガン政府提供・共同)

 【イスラマバード共同】2019年12月、アフガニスタン東部で殺害された福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表、医師中村哲さん=当時(73)=の人道支援活動の功績をたたえ、中村さんをデザインした切手がアフガンで制作された。アフガン政府が14日、大統領府で式典を開いて発表した。

 公開された切手は中村さんが白黒で描かれ、現地語と英語で活動をたたえた。

 通信・情報技術省によると、切手の価格は今後議論する。同省の担当者は「誰もが購入できるよう安価に設定するつもりだ。切手を手に取ってもらい、中村医師の貢献をいつまでも記憶にとどめてほしい」と話した。


  • LINEで送る