コロナ感染拡大、収束見通せず 国内初確認から15日で1年

 国内で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されてから15日で1年を迎えた。累計の感染者数は30万人、死者は4千人を超え、収束が見通せない状況が続く。欧米に比べて感染者や死者数は少ないが、アジアの中では対策がうまくいっているとは言えないのが実情だ。11都府県に緊急事態宣言が再発令された後も、解除基準を大きく上回る感染者が報告されており、最大の正念場を迎えている。

 国内では3回の流行の大きな波に襲われた。過去2回は一時的に減少に向かわせることができた。だが昨年11月ごろからの「第3波」は1月8日に新規感染者の報告数が7800人を超えて、過去最多を更新した。


  • LINEで送る