衆院の会派名「社民」が消滅 存在感の低下著しい現状を象徴

 衆院の野党会派「立憲民主党・社民・無所属」は15日、会派名から「社民」を削り「立憲民主党・無所属」に変更したと衆院事務局に届け出た。社民党所属の衆院議員が照屋寛徳氏のみとなり、1人での会派結成を認めない衆院の慣例に対応した。会派名からの削除は、国会での存在感低下が著しい現状を象徴している。

 参院も福島瑞穂党首1人しかいないが、衆院とは慣例が違うため会派名「立憲民主・社民」は維持される。福島氏は衆院の会派名変更について「極めて残念だが、参院で党の存在感を高めて頑張る」と取材に語った。

 照屋氏は次期衆院選に出馬せず引退する意向で、党の役職にも就いていない。


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