WBC、井上拓真が再起戦勝利 バンタム級元世界暫定王者

6回、栗原慶太(下)を攻める井上拓真=後楽園ホール

 元世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級暫定王者の井上拓真(大橋)が14日、東京・後楽園ホールで東洋太平洋同級タイトルマッチ12回戦に臨み、王者の栗原慶太(一力)を9回2分25秒、3―0の負傷判定で破り、再起戦を飾った。

 25歳の井上拓はスピードで上回って右を的確に当て「自分の良さが出せた。兄(バンタム級世界2団体統一王者の尚弥)に少しでも追いつけるように、また兄弟(世界)チャンピオンを目指して頑張る」と語った。

 ことし初のプロボクシング国内興行は、観客を入れて4試合が実施された。


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