鹿児島の鳥インフルは高病原性 さつま町、遺伝子解析で確認

 鹿児島県は14日、さつま町の養鶏場で発生した鳥インフルエンザについて、国の遺伝子解析で高病原性の「H5N8型」と確認されたと発表した。卵や鶏の移動と搬出を制限している周辺10キロ圏内には41の養鶏場があるが、県によると、これまでに異常は確認されていない。

 12日に養鶏場から「普段より多くの鶏が死んでいる」と通報があり、遺伝子検査で13日に鳥インフルの陽性が確定した。県は14日、この養鶏場で飼育していた鶏約3万2千羽の殺処分を終えた。

 19年2月の畜産統計によると、全国のブロイラー飼育数約1億3800万羽のうち、鹿児島は2797万羽で宮崎に次いで全国2位。


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