「協力金ではもたない」 関西の飲食店、青息吐息

閑散とする大阪・新世界=13日午後8時7分

 「協力金ではもたない」「先が見通せない」。新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言が再発令された京都、大阪、兵庫の関西3府県では、長引く影響に飲食店から嘆きの声が相次いだ。

 再発令を受け、大阪市の観光名所・通天閣は13日からライトアップを短縮し、午後8時に消灯。近くの串カツ店店長(29)は「通天閣の明かりまで消えてしまって本当にゴーストタウンのよう。時短営業では利益にならないので、明日から休業します」と言葉少なだった。大阪・難波の居酒屋店長(42)は「隠れて深夜営業している他店に客を取られてしまう。申請した時短への協力金も届かない」とため息を漏らす。


  • LINEで送る