旭川医大元教授が写真盗用 退職済み、処分行わず

 旭川医科大(北海道旭川市)は13日までに、元教授が大学在籍中に学会誌に投稿した論文に、他の研究者の論文などに掲載されていた写真を無断で使用していたと明らかにした。既に退職していることから、処分は行わないという。

 大学が8日にホームページ上で調査結果を公表した。盗用が見つかったのは2017年3月に学会誌に掲載された論文。元教授は他の研究者の論文やホームページなどに使われていた写真10点を許可なく用いていた。また、旭川医科大の教員4人を無断で論文の共著者とした不正も見つかったという。

 文部科学省に匿名の告発があり、大学の調査委員会が昨年6〜10月に調査した。


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