北朝鮮、ワクチン供給を要請 途上国支援の国際組織に

 【北京共同】北朝鮮が、発展途上国への新型コロナウイルス感染症ワクチンの普及を進める国際組織「Gaviワクチンアライアンス」に対し、ワクチンの供給を要請したことが5日分かった。外交筋が明らかにした。

 北朝鮮はコロナ流入阻止のため昨年2月から国境を完全封鎖。感染者は一人もいないとしている。ワクチンや治療薬が普及するまで国境封鎖を続ける構えだが、経済への打撃は深刻化しているとみられる。

 北朝鮮は最近になってワクチン供給を要請したといい、承認されれば無償で供給を受けることになるとみられる。

 北朝鮮メディアは、変異種も出ているとして防疫作業の徹底を連日訴えている。


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