京都は「医療崩壊前夜」 患者急増で緊急メッセージ

 京都府と京都府医師会などは25日、新型コロナの感染者急増で、通常の医療が停止しかねない事態が懸念されるとして、府民に年末年始の帰省・外出や家族以外との会食を控えるよう求める緊急メッセージを出した。

 府庁で西脇隆俊知事らと記者会見した京都府立医大病院の夜久均病院長は、重症患者を受け入れる府内の病院を代表し「医療崩壊前夜と言っても過言ではない」と訴えた。メッセージでは、飲食店で会食する場合4人以下で2時間を目安とし、午後9時までに終えることも要請している。

 府によると、24日に1日当たり過去最多の107人の感染が発表され、病床利用率は約35%となっている。


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