2020年12月21日 12:14 | 無料公開
原子力規制委の臨時会合で更田豊志委員長(右)に説明する東京電力の小早川智明社長=21日午前、東京都港区
原子力規制委員会は21日、臨時会合を開き、東京電力の小早川智明社長と意見交換した。更田豊志委員長は、福島第1原発で汚染水を浄化した後の処理水の処分を巡り「あたかも政治の問題であるかのような態度は許されない。社長の顔が見えない」と批判した。
小早川氏は「さまざまな調整箇所があり、われわれの立場で乗り越えられないものもある」と理解を求めたが、更田氏は「福島でトップの顔が見えない組織が、柏崎刈羽原発で何かあった時に顔を見せるとは思えない」と懸念を示し「しっかりリーダーシップを取ってほしい」と強調した。