2020年12月16日 12:34 | 無料公開
会議の在り方に関する中間報告を井上科技相(左)に提出する日本学術会議の梶田隆章会長=16日午後、東京・霞が関
日本学術会議は16日、会議の在り方に関する中間報告をまとめ、梶田隆章会長ら幹部が井上信治科学技術担当相に提出した。政府の特別の機関となっている現行の組織形態が、国を代表する学術団体「ナショナルアカデミー」に必要な要件を全て満たしていると指摘した。独立行政法人など他の組織形態については、要件を満たすかどうか引き続き検討が必要だとした。
中間報告では、会議の提言機能の強化に向け、事務局の拡充が必要だとも指摘した。
井上氏は11月に梶田氏と会談した際、学術会議を国の機関から切り離すことも含めて検討するよう要請した。