競技力向上に100億円確保へ スポ庁予算、延期の東京大会向け

 政府の2021年度予算案で、スポーツ庁が五輪・パラリンピックに向けた選手の競技力向上事業で100億円を確保する見通しであることが14日、関係者への取材で分かった。20年度当初の101億円を上回る額で最終調整している。新型コロナウイルスで来夏に延期された東京大会や22年北京冬季大会の強化に支障がないようサポートする。

 競技力向上事業の予算は各競技団体に配分され、選手の強化合宿や国際大会派遣など日常的な強化活動に使われる。新型コロナで大会やスポンサーによる収入が減った競技団体は財政的な不安を抱えており、支援継続を求める声に応えた形だ。


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