デジタル人民元、蘇州でも配布 中国、市民利用の実証実験第2弾

 【北京共同】中国国営通信の新華社は5日、江蘇省蘇州市で市民に「デジタル人民元」を使ってもらう実証実験が行われると報じた。10月の広東省深セン市に続く第2弾。中国人民銀行(中央銀行)によるデジタル通貨の発行に向けて準備が着々と進んでいるもようだ。

 今回は総額2千万元(約3億2千万円)と深センの2倍。前回と同様に抽選を行い、当選者10万人に200元ずつを各自のスマートフォンの専用アプリに送る。市内のスーパーや飲食店などで支払いできるほか、通販大手、京東集団(JDドット・コム)のオンラインショッピングにも使えるという。有効期間は12月11〜27日。


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