北朝鮮1月に最高人民会議 「反動思想排撃法」も採択

北朝鮮の最高人民会議常任委員会で発言する崔竜海・常任委員長(中央)=4日、平壌(朝鮮通信=共同)

 【北京共同】北朝鮮の最高人民会議(国会)常任委員会は4日、平壌で総会を開き、来年1月下旬に最高人民会議を招集することを決めた。朝鮮中央通信が5日伝えた。北朝鮮は1月初めに5年ぶりとなる朝鮮労働党大会を開催、新たな経済5カ年計画を示す予定で、これを受けて国家予算などを決めるとみられる。

 総会ではまた、反社会主義思想文化の流入、流布を防ぐ「反動思想文化排撃法」を採択した。韓国を含め海外からの情報流入を徹底して遮断し、金正恩党委員長による独裁体制維持に向けた統制強化を図る構えだ。

 最高人民会議は年1〜2回開かれ、国家機関のメンバーを選出などを行う。


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