はやぶさ2のカプセル分離へ 小惑星のかけら入り、最終局面に

地球に向けてカプセルを切り離す「はやぶさ2」の想像図(JAXA提供)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」は、6年間、約52億キロに及ぶ探査の旅の最終局面に入った。5日午後、小惑星りゅうぐうで採取した岩石が入ったカプセルを地球に向けて分離。試料を持ち帰るサンプルリターンが成功すれば初代に続く快挙となり、分析によっては太陽系の成り立ちに迫る可能性もある。

 JAXAによると、カプセルの分離は日本時間5日午後2時半の予定。地球から約22万キロ離れた場所から大気圏へと突入し、6日午前2時47〜57分(現地時間午前4時17〜27分)、オーストラリア南部ウーメラ近くの砂漠へと着地する計画だ。


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