自粛初日の大阪、繁華街まばら 飲食店から嘆きの声

大阪・京橋の歓楽街。立ち飲み屋の店主は「金曜日なのに活気がない。やる気も出えへんわ」とため息をついた=4日午後5時40分

 大阪府が新型コロナウイルス対策の独自基準「大阪モデル」で警戒度を「赤信号」へ引き上げ、外出自粛要請の初日となった4日、大阪市内の繁華街では、時短営業・休業要請が出ていない地域でも客足が減り、飲食店からは「経営が厳しくなる」との声が相次いだ。

 時短営業などの要請が出ているのは同市北区と中央区だが、赤く点灯された浪速区の通天閣近くにある居酒屋「やまと屋1号店」では外出自粛要請の影響か、4日から客が激減。店主の沢井勝利さん(37)は「通天閣が赤いため、浪速区まで時短営業だと思われている。店を開けていても仕方がない」と不安な表情だった。


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