自民議員の資金、立民の2倍超 平均5658万円

国会議事堂と自民党本部(奥中央)=東京・永田町

 国会議員の資金管理団体と政党支部が2019年に集めた政治資金について、議員1人当たりの実収入の平均額を政党別に見ると、自民党が5658万円でトップとなったことが4日、共同通信による政治資金収支報告書の集計で分かった。野党第1党、立憲民主党(2607万円)の約2・2倍で、議員別では上位20人中19人を自民が占めた。収入1位は立民の小沢一郎衆院議員で4億4227万円。うち3億4千万円は貸付金の債権放棄に伴う経理上の処理だった。

 衆参両院議員の収入総額は、18年比14・1%増の297億4千万円。19年7月に参院選があり、各党が集金を強化したとみられる。


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