2020年12月4日 15:22 | 無料公開
日本製鉄は4日、東日本製鉄所鹿島地区(茨城県鹿嶋市)の第1高炉を来年1月下旬をめどに再稼働すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大で操業を一時停止していたが、主要顧客の自動車向けの鋼材需要が回復しており、生産能力を引き上げて対応する。
鹿島地区の第1高炉は4月から一時休止していた。日鉄は国内で計14基の高炉を持つが、今回の決定で12基が稼働する。関西製鉄所和歌山地区(和歌山市)と瀬戸内製鉄所呉地区(広島県呉市)でそれぞれ1基の高炉を一時休止しており、需要動向をみながら再稼働の時期を判断する。