米、FBを自国労働者排除と提訴 外国人雇用巡り

 【ニューヨーク共同】米政府は3日、米交流サイト大手フェイスブック(FB)が、一時的な就労ビザを保有する外国人の雇用を優先し、米国の労働者を違法に排除したとして提訴した。企業側が就労ビザ保有者のスポンサーとなり、永住権を申請できる制度を不適切に使ったとしている。

 就労ビザは、高度な技能を必要とする「H―1B」が含まれる。米IT大手はH―1Bのビザ保有者を多く抱える。トランプ米政権は今年6月、米国民の雇用確保優先策の一環として、年内の発給停止を発表した。

 訴えによると、FBは2018〜19年、2600件超の求人で米国人を排除したとしている。


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