米、月土壌採取に日本企業 ispace選定

「ispace(アイスペース)」が2022年に月面に送る探査機の想像図(同社提供)

 【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は3日、月面に探査機を送り、土壌を採取してNASAに提供する企業を4社選んだと発表した。このうち二つに日本の宇宙ベンチャー「ispace(アイスペース)」(東京)と、ルクセンブルクにある同社の欧州子会社が選ばれた。

 発表によると、東京本社の探査機は2022年に月の表の北東部、欧州子会社の探査機は23年に月の南極に着陸する予定。残る2社は米企業で、いずれも23年に月の南極への着陸を目指す。

 NASAは月面に飛行士を送り、持続的に活動する計画。月にある氷や土壌に含まれる水の成分から飲み水などを作ることを想定している。


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