岡山「裸祭り」、来年2月開催へ コロナ受け、規模縮小

 ふんどし姿の男たちが福男を目指し「宝木」を奪い合う奇祭「西大寺会陽」は、岡山市東区の西大寺観音院で来年2月20日、新型コロナウイルス対策で規模を縮小して開催することになった。西大寺会陽奉賛会が3日までに明らかにした。「裸祭り」として知られる伝統行事。

 奉賛会によると、参加者を1989〜2020年の祭りで宝木を取った歴代の福男に限定し、無観客で実施。接触を避けるため、宝木の授与者も儀式で決める。

 祭りは室町時代から続き、来年が512回目。16年に国の重要無形民俗文化財に指定された。今年2月は約1万人が参加し、約3万人の観客が集まった。


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