囲碁、芝野虎丸が王座初防衛 許家元下し二冠を堅持

芝野虎丸王座

 囲碁の第68期王座戦5番勝負の第4局は3日、神奈川県秦野市で打たれ、芝野虎丸王座(21)が308手で挑戦者の許家元八段(22)に黒番半目勝ちし、対戦成績3勝1敗で初防衛、十段と合わせ二冠を堅持した。

 芝野王座は昨年、名人と王座を獲得。さらに今年6月、十段を加え三冠となった。その後、本因坊戦で挑戦失敗、名人戦で失冠したが、今シリーズは共に「令和三羽がらす」と呼ばれる許八段を下し、二冠で年内のタイトル戦を終えた。

 許八段は、2018年の碁聖以来の七大タイトル獲得はならなかった。


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