大阪、府民に外出自粛要請 病床逼迫、初の「赤信号」

「大阪モデル」の警戒度を「赤信号」に引き上げることが決まり、赤色にライトアップされた通天閣=3日午後8時3分(共同通信社ヘリから)

 大阪府は3日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、独自基準「大阪モデル」の警戒度を、非常事態を示す「赤信号」に引き上げることを決めた。新型コロナ特措法に基づき4日から15日まで、府民に不要不急の外出を自粛するよう求め、大阪市の一部に出している飲食店への時短営業要請も延長、府立学校での一部活動も制限する。

 重症者向け病床の逼迫を踏まえたもので、赤信号が点灯すれば5月のモデル策定以来初めて。吉村洋文知事は「医療非常事態宣言を発令したい」と述べた。

 大阪市北区と中央区で、酒の提供や接待を伴う飲食店に要請している午後9時までの時短営業も15日までに延長する。


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