自民・夫婦別姓反対派が提言 「家族の絆に深く関わる」

選択的夫婦別姓を巡り、自民党の下村政調会長(中央)に提言を渡す「『絆』を紡ぐ会」の山谷えり子氏(右)と高市早苗氏=3日、東京・永田町の党本部

 選択的夫婦別姓を巡り、自民党の反対派議員による「『絆』を紡ぐ会」が3日、自民党本部で下村博文政調会長と面会し「家族の絆に深く関わる。子どもたちの心への影響を考え、慎重な対応をするべきだ」と求める提言を渡した。

 終了後、会の共同代表を務める山谷えり子元拉致問題担当相と高市早苗前総務相が記者団の取材に応じた。下村氏は「困った点や不便なことがあるという声は、きちんと議論する」と述べた。制度導入のための民法改正については「本当に法改正が必要なのかや、タイミングについては別の問題だ」と話した。

 高市氏は「旧姓使用の拡大で対応できる」と強調した。


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