「脱炭素社会実現へ主導」と首相 海洋経済会合へメッセージ

首相官邸に入る菅首相=3日午前

 菅義偉首相は3日、持続可能な海洋経済の構築を目指す国際会議の関連会合にビデオメッセージを寄せ「洋上風力発電など海洋の力を活用し、脱炭素社会実現に向けた国際社会の取り組みを主導していく」と表明した。

 2050年までに温室効果ガスの実質排出量をゼロにする政権目標を掲げたと紹介し「イノベーションを通じて、経済と環境の好循環を加速する」と意気込みを示した。

 海洋プラスチックごみ対策では「国際社会の連携が不可欠」と協力を呼び掛けた。日本が積極的に技術支援を進める考えも明言した。

 会合は、日本を含む14の海洋国家首脳によるパネルの関連で、外務省と笹川平和財団が共催。


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