2020年12月2日 19:20 | 無料公開
横浜市立大の研究チームは2日、新型コロナウイルスに感染した人のほとんどが半年たっても、ウイルスの再感染を防ぐ抗体を持ち続けるとの大規模調査の結果を発表した。各国で開発が続く新型コロナワクチンはこの抗体を体内に作り出させるもので、実用化されたワクチンを接種することで効果が長持ちする可能性もある。チームは感染1年後の抗体の残り具合も調べる。
感染から半年が経過した回復者を対象に協力を呼び掛けたところ約620人が応募。このうち10月26日までに血液を採って測定を終えた376人を解析。ウイルスの増殖を妨げて再感染を防ぐ「中和抗体」を98%の人が持っていた。