政府、択捉島ミサイル配備に抗議 外交ルート通じロシア側に

 加藤勝信官房長官は2日の記者会見で、ロシア軍が北方領土の択捉島に地対空ミサイルS300V4を実戦配備したとして、日本政府が外交ルートを通じてロシア側に抗議したと明らかにした。「北方四島でロシア軍の軍備を増強するものだ。わが国の立場と相いれず、受け入れられない」と述べた。

 同時に「極東におけるロシア軍の動向や安全保障面の影響については、引き続き関心を持って注視したい」と語った。

 外務省の吉田朋之外務報道官は会見で、抗議は1日にモスクワの日本大使館公使から、ロシア外務省の担当局次長に伝えたと説明した。


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