大阪のホームレス強制排除認めず あいりん地区、地裁が仮処分却下

 大阪市西成区のあいりん地区にあり、昨年4月に閉鎖された複合施設「あいりん総合センター」の敷地で野宿するホームレスら28人に対し、大阪府が立ち退きを求めた仮処分の申し立てを大阪地裁が却下したことが1日、分かった。ホームレス側の代理人弁護士が明らかにした。強制排除は当面行われない見通しとなった。

 府は「詳細を確認できておらず、コメントできない」としている。

 府は4月、ホームレスらに立ち退きを求める訴訟を起こしたが、判決まで時間がかかるため、より早期に結論が出る仮処分を7月に申し立てていた。


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