地方創生交付金1・2兆円増額を 知事会など6団体、創生相に要望

オンラインで行われた地方6団体の代表らとの意見交換会であいさつする坂本地方創生相(画面左から2人目)=30日午後、東京都千代田区

 全国知事会長の飯泉嘉門徳島県知事ら地方6団体の代表は30日、坂本哲志地方創生担当相とオンラインで意見交換し、新型コロナウイルス対策に充てる自治体向けの総額3兆円の地方創生臨時交付金を1兆2千億円増額するよう改めて求めた。終了後、坂本氏は記者団に「全力で取り組んでいる」と述べた。

 飯泉氏は意見交換で「大都市部が感染症に脆弱なことが露呈した。新次元の分散型国土形成が必要だ」として、東京一極集中是正を加速するよう訴えた。地方大学の魅力向上、中央省庁や企業の地方移転の推進も求めた。

 来年度予算でも、新型コロナが収束するまでの間、臨時交付金を継続すべきだとした。


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