2020年11月30日 16:26 | 無料公開
30日、韓国南西部の光州地裁に入る全斗煥・元大統領(聯合=共同)
【ソウル共同】韓国南西部の光州地裁は30日、1980年に光州で軍が民主化運動を弾圧した光州事件の際、軍のヘリコプターが上空から市民に機銃掃射を加えたとの故人の目撃証言を回顧録で否定し、うそつきだと侮辱したとして「死者名誉毀損罪」に問われた元大統領、全斗煥被告(89)に懲役8月、執行猶予2年の有罪判決を言い渡した。
韓国メディアが報じた。求刑は懲役1年6月。
地裁は、目撃証言は信用できるとし、80年5月21日にヘリからの銃撃があったと認定した。また、当時国軍保安司令官だった全被告が銃撃を認識することができたと判断した。