「歴史に立ち会え光栄」 神の手ゴール認めた主審

1986年W杯メキシコ大会準々決勝のイングランド戦で、「神の手ゴール」を決めるアルゼンチンのマラドーナ(中央)=メキシコ市(ゲッティ=共同)

 【ロンドン共同】25日に死去したサッカー元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナさんが、「神の手」と「5人抜き」ゴールを決めた1986年W杯メキシコ大会のイングランド戦で主審を務めたアリ・ビンナセルさんが「歴史的瞬間に立ち会えて光栄だった」と語った。27日に英BBC放送(電子版)が伝えた。

 76歳のビンナセルさんは物議を醸した1点目の判定に「ちゅうちょした」と明かし、副審がハンドと確認できなかったため得点を認めたと説明。約60mのドリブルから決まった2点目は「DFに倒されると思い笛を吹く準備をしたが、次々とかわして世紀のゴールが生まれた」と述懐した。


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