科研費の内定通知2カ月前倒しへ 22年度から、活動後押し

 河野太郎規制改革担当相は27日の記者会見で、国が研究者を支援する科学研究費助成事業(科研費)の内定通知を従来の4月1日より2カ月前倒しすると発表した。2022年度分から開始する。通知を早めれば優秀なスタッフ確保や海外への出張計画が容易になるとして、研究活動の後押しになると期待する。

 科研費は、独創的な学術研究に取り組む研究者に支給される。20年度予算は2374億円。

 通知前倒しは、内閣府ホームページに開設した規制改革・行政改革ホットライン(縦割り110番)に寄せられた要望を踏まえた。

 公募時期はこれまで通り9月を予定し、審査期間を圧縮する。


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