私立大入試、記述式は54% 国公立はほぼ実施

 文部科学省は27日、2019年度に国公私立大が実施した一般入試での記述式問題に関する調査結果を公表した。テスト全体のうち記述式が出題されたのは、国立大が99・4%、公立大が98・5%に上った一方、私立大は54・1%にとどまった。私立大では入学定員が大きくなるほど、記述式があるテストの割合が少なかった。

 調査は今年7〜9月、全国公私立大を対象に実施し、699校が回答。文科省が設置した大学入試の検討会議で27日に示された。各大学が一般入試で出題した問題を、選択問題などの客観式と、語句や数値、短文や小論文などを書く記述式に分類した。


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