英のコロナワクチンに疑義 有効性や臨床試験の信頼性巡り

 【ロンドン共同】英オックスフォード大と英製薬大手アストラゼネカが開発中の新型コロナウイルスワクチンの有効性や、臨床試験の信頼性に疑義を呈する声が上がっている。英紙によると、臨床試験過程で生じた誤りや、参加者の年齢の偏りなどが理由。アストラゼネカは、ワクチンの有効性を示すため、追加で臨床試験を実施する可能性を示唆している。

 アストラゼネカの発表によると、90%の効果が確認された第2グループの参加者は約2700人でいずれも55歳以下。約9千人が参加した第1グループより参加規模が圧倒的に少ない。若者が感染しても重症化するリスクは高齢者より低いとされる。


  • LINEで送る