兵庫・姫路市議の発言は不当要求 倫理審査会が答申

兵庫県・姫路市役所で倫理審査会から答申を受け取る清元秀泰市長(左)=27日午前

 兵庫県姫路市の市議が昨年6月、市職員に「適当なこと言うたら、とことんいくで」などと威圧的な言動をした問題で、市の委嘱を受けた倫理審査会は27日、不当要求行為に当たると判断し、清元秀泰市長に答申した。

 市によると、市議は公園のフェンスを高くするよう市に要請した際、職員の対応に不満を抱き、声を荒らげて叱り、職員の異動を求めた。2018年5月にも市議が職員を威圧する事案があったという。

 市はこれらの行為を職員倫理条例に基づき「不当要求行為の恐れ」と認定したが、市議会は先月「恐れではなく明らかな不当要求だ」として解明を要求。市が審査会に判断を求めた。


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